代表挨拶
最古にして最新たれ
永禄11(1568)年、戦国時代に創業した吉字屋は、山梨での生活や経済活動になくてはならぬ領域での事業や活動を積み重ね、現在に至ります。
お客様からの信頼にお応えする事業は「鹽」業から始まりました。
その後、生活や産業になくてはならぬ「石油製品」の安定供給、人々の移動や活動を支える「モビリティ(自動車関連)」事業、また、SDGs推進の役割を担う「産業用潤滑油」や「再生可能エネルギー」「V2H」システムなど、これまでも、これからも、社会になくてはならない商品や仕組みを、「安全・安心」にお使いいただけるよう、役職員一丸となり、提案や営業・販売活動に挑戦し続けてきております。
お客様のために、お客様とともに
このような活動を実現してきたエネルギーの源は、お客様から頂戴する「ありがとう」の言葉が生み出す従業員の「笑顔」、お客様の必要に応えようと自ら学び・考え・行動する従業員一人ひとりの「人間力」に見出すことが出来ると考えています。私達が目指す仕事の姿は「Total Car & Life Care Business」。車無くしては生活や仕事が成り立ちにくい山梨での「快適」な生活や移動の実現に向けた活動を、より多くのお客様から「ありがとう」と声をかけて頂けるものとなるよう、グループ会社である山梨トヨペット㈱と連携し創り上げてまいります。
地域のために
山梨とともに歩んできた吉字屋は、山梨を基盤に活動する人々の変化する「必要」に応え続けることができる存在であるよう取り組んでまいりました。これからも山梨での「必要」に応え続けていくことのできる会社として、吉字屋に伝えられてきている「最古にして最新たれ」との経営姿勢を大切にし、「地域のために」なる活動をすすめてまいります。
株式会社吉字屋本店
代表取締役社長
経営理念
一、お客様に支持・信頼され続ける企業であり続ける。
一、地域社会になくてはならぬ存在であり続ける。
一、当社で働くものにとり「やりがい」と
「自己の能力向上」が実感できる企業であること。
目指す姿
“TOTAL CAR & LIFE CARE BUSINESS”
生活必需品としての「車」だけにとどまらず、
車をインターフェースとして
「お客様の生活」における様々な場面において、
お客様の「より安全・安心・快適」な生活のために、
私たちは“提案 / 活動”を継続する事業体としての存在を目指します。
会社概要
会社名 | 株式会社吉字屋本店 |
代表者名 | 代表取締役社長 髙野 孫左ヱ門 |
創業 | 永禄11年(1568年) |
会社設立 | 昭和24年10月1日 |
資本金 | 3,900万円 |
売上高 | 33億円(2023年3月実績) |
従業員数 | 80人(2023年4月現在) |
関連会社 | 山梨トヨペット株式会社 株式会社清里給油所 ジャパンソルト株式会社 |
本社所在地 | 山梨県甲府市中央4-5-29 |
事業内容
モビリティ事業
・サービスステーション
・カーメンテナンス、洗車・コーティング
・車検、車両販売
・レンタカー
・カークリーニング
エネルギー事業
・産業用燃料、潤滑油
・LPガス(家庭用・産業用)
・太陽光発電システム
・灯油配送
保険事業
・生命保険募集代理業務
・損害保険募集代理業務
食料品事業
・イタリア食材
・業務用食油
吉字屋の誕生
塩飢饉に苦しむ甲斐の武田信玄に好敵手・上杉謙信が「塩を送った」という戦国美談は、永禄10年(1567年)、武田太郎義信の自刃を因に、相模の 北条氏康が駿河の今川氏真と通謀して武田領国への「塩留」を断行した事に端を発します。山国の甲斐、武田領下にあった信濃の領民は、生活の必需品である塩の供給を得られず、塩飢饉で困窮した事は言うまでもありませんが、この窮状を見た越後の上杉謙信は、「戦いは 干戈を交えて行うもの」とし義侠をもって越後産の塩を送る事にした、と伝えられています。
この際、武田信玄の命を受け越後産塩の取り引きに使いしたのが初代塩屋孫左衛門で、無事信州松本まで塩を持ち帰ってたのが永禄11年(1568年)正月11日、甲府に帰着したのが同14日であったとされています。この越後塩移入の務めを果たし、武田氏領国の塩飢饉を救った功に対し、信玄公から当時の甲斐の国の通貨「露壱両金」に刻印されていた「吉」の字を屋号として贈られ、「吉字屋」が誕生しました。
吉字屋の沿革
永禄11年 (1568) | 駿河の今川氏真、相模の北条氏康の共謀により発生した甲州の塩飢饉に際し、初代塩屋孫左衛門が越後の上杉謙信の配慮による越後塩を松本、甲府に届ける。その功績で武田信玄より、当時の甲斐の国の通貨甲州金「露壱両金」の刻印である「吉」字を屋号として賜り「吉字屋」が誕生 |
嘉永7年 (1854) | 「甲府買物独案内」に「燈油/鹽」の取扱者としての吉字屋が掲載 |
明治33年 (1900) | 15代孫左衛門が横浜に出向き、日本で最初に「サミュエル商会(後にライジングサン、シェル石油、昭和シェル石油、出光興産)」の石油販売特約契約を結び「石油」の取り扱いが始まる。 |
昭和22年 (1947) | 甲陽塩業株式会社を設立し、塩の専売事業を継承 |
昭和39年 (1964) | 液化石油ガス販売、損害保険代理の業務を開始 |
昭和40年 (1965) | シェル石油株式会社との合弁会社「吉字屋シェル石油販売株式会社」を設立 |
昭和44年 (1969) | 県内で初のノンスペース給油所設置(甲府セントラルSS) |
昭和52年 (1977) | 協同組合山梨県流通センターに営業所を開設 |
昭和59年 (1984) | 業界初の身障者対応(身障者用トイレ・スロープ設置)SSを実現 |
平成1年 (1989) | コーポレートメッセージとして「Amenity & Safety with Kichijiya」 を提唱 |
平成2年 (1990) | 日本で民間初となる太陽光発電システムを導入したASKアルプス通りプラザSSを開設 |
平成7年 (1995) | レンタカー事業を開始 ASK甲府南SSを開設し、TSUTAYA事業を併設 |
平成16年 (2004) | 昭和シェル石油株式会社との合弁会社「吉字屋シェル石油販売株式会社」を清算し、吉字屋本店に統合 |
平成17年 (2005) | 甲陽塩業株式会社を株式会社吉字屋本店に統合 トヨタ自動車株式会社より山梨トヨペット株式会社の株式を取得し、子会社とする。 |
平成18年 (2006) | 甲府ウエストプラザSSをセルフSSに改修 |
平成19年 (2007) | ジャパンソルト株式会社に出資し、塩事業を統合 |
平成20年 (2008) | ASK甲府南SSをセルフSSに改修 |
平成23年 (2011) | イタリア食材ショップ「Regalo」をアルプス通りプラザSS内に開設 |
平成27年 (2015) | TSUTAYA事業を終結 |
平成29年 (2017) | TSUTAYA跡地を山梨トヨペット株式会社拠点「Frascar」に改修し、同店内に「Regalo」を移設 |
令和3年 (2021) | 山梨県が進める水素・燃料電池の産業集積推進の一翼を担う一般社団法人FCyFINE Plusに参画 |
令和5年 (2023) | 甲府セントラルSSを前面道路拡幅のため閉鎖 |